当園のお茶は、イノシシが走り回り野生のウサギやキジの出没する、岡山県の北にある自然豊かな真庭市美作落合の里山で育てています。
品種化率90%以上の時代、当園の品種化率は20%未満で、昭和初期に種から植えて育てた古木ともいえる実生在来(みしょうざいらい)種を大事にお茶を作っています。
多肥になりがちと言われる昨今、五向園のお茶はむしろ薄肥で、夏の日照りや冬の雪にさらすなど自然に近い状態にこだわって栽培しています。
厳しい自然環境の中、大地にしっかりと根を張り、それぞれの個性を持った茶樹が作り出す、たくましくも爽やかな心和む田園風景を思わせるようなお茶です。